ブロッコリーの茎、捨ててしまっている方も多いのではないでしょうか?
捨てるのはもったいないと思いつつも、どうすれば美味しく食べれるのか、わからないですよね。
ブロッコリーの茎について、こんなお悩みはありませんか?
- ブロッコリーの茎の皮はむくの、むかないの?
- どれくらいの茹で時間が最適なの?
- 美味しく食べれるレシピが知りたい
ブロッコリーの茎は、つぼみ以上に栄養が詰まっていて、甘くて美味しいんです。
ブロッコリーの茎の下処理は以下の通りです。
- 皮はむいた方が柔らかくなって美味しい
- 茹で時間は約1~3分(切り方によって違う)
「硬くて食べにくい」「どう調理すればいいか分からない」とお悩みの方に、ブロッコリーの茎の栄養、正しい下ごしらえ、茹で時間、美味しい食べ方を詳しく解説します。
これを知ると、もう二度と茎を捨てることはなくなるはずです。
今日から茎まで丸ごと楽しみましょうね。
ブロッコリーの茎は皮をむかないの?正しい下ごしらえ!
ブロッコリーの茎の皮はむくのか、むかないのか、切り方はどうするのかなど、下処理の方法を詳しくまとめました。
皮をむくべき?下処理の基本
ブロッコリーの茎は、そのままだと硬くて繊維質が多く、噛み切りにくいことがあります。
しかし、外側の硬い部分をピーラーや包丁でむくと、内側は驚くほど柔らかく、ほんのり甘みがあって美味しくなります。
皮のむき方のコツ
ピーラーを使う場合
縦にまっすぐ動かしながら、外側の硬い部分をむく。
しっかりむくと、食感が良くなる。
包丁を使う場合
縦に4等分し、硬い部分をそぎ落とす。
厚めにむくとより柔らかく仕上がる。
むいた皮は炒め物やスープの具材として活用できるので、捨てずに使うのがおすすめです。
繊維を断つ切り方のコツ
ブロッコリーの茎は、繊維が縦に走っているため、切り方を工夫することで食感が変わります。
切り方 | 特徴 | おすすめの調理法 |
---|---|---|
輪切り(5mm程度) | シャキシャキ食感が楽しめる | 炒め物、スープ |
短冊切り(細め) | 繊維が短くなり食べやすい | サラダ、ナムル |
千切り | しんなりして食べやすい | 和え物、きんぴら |
繊維を断つように 横にスライスすると柔らかくなり、縦に切ると歯ごたえが残る ので、お好みで調整しましょう。
形による食感の違い
ブロッコリーの茎は 切り方によって食感が大きく変わるので、料理に合わせて工夫すると良いです。
例えば、スープやシチューに入れるなら厚めにカットし、炒め物に使うなら薄めに切ると食感が均一になり、美味しく仕上がります。
保存方法と日持ちの目安
ブロッコリーの茎は、適切に保存すれば 冷蔵で3~5日、冷凍で約1ヶ月 持ちます。
保存方法
冷蔵:湿らせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて保存。
冷凍:食べやすいサイズに切り、熱湯で30秒ほど茹でた後、冷凍用保存袋に入れる。
下ごしらえで変わる味わい
しっかり皮をむき、適切な切り方を選ぶことで、ブロッコリーの茎は食感が良く、甘みが際立つようになります。
また、保存の仕方を工夫すれば、いつでも手軽に料理に活用できるので、ぜひ試してみてくださいね。
ブロッコリーの茎の茹で時間と茹で方のコツ
つづいて、ブロッコリーの茎の最適な茹で時間や茹で方、冷凍保存の方法などを詳しくご紹介します。
茹で時間の目安【切り方別】
ブロッコリーの茎の茹で時間は、切り方によって異なります。
切り方 | 茹で時間 | 食感の特徴 |
---|---|---|
輪切り(5mm程度) | 約1~2分 | シャキシャキ感が残る |
短冊切り(細め) | 約1分 | 歯ごたえがちょうどよい |
乱切り(1cm以上) | 約2~3分 | 柔らかめに仕上がる |
茹で時間を調整することで、シャキシャキ感を残したり、柔らかく仕上げたりと好みに合わせて楽しめます。
色よく仕上げるためのポイント
茎の部分も綺麗な緑色を保ちたい場合は、塩をひとつまみ入れたお湯で茹でるのがポイント。
塩を加えることで発色がよくなり、見た目も美味しそうに仕上がります。
また、茹でた後にすぐに冷水につけることで、色止めになり、シャキッとした食感をキープできます。
水から?お湯から?正しい茹で方
ブロッコリーの茎を茹でる際は、お湯が沸騰してから入れるのがおすすめ。
水から茹でると、茎の甘みが流れ出てしまうため、サッと熱を通すのがポイントです。
茹でた後のひと工夫で食感アップ
シャキッと仕上げる → 茹でた後に氷水に入れる
甘みを引き出す → 余熱で蒸らす(茹で時間を短めに)
水っぽくならない → しっかり水気を切る
茹でた後の処理を工夫するだけで、食感や風味がグッと変わるので、試してみてください。
冷凍保存するときのポイント
茹でたブロッコリーの茎は、水気をしっかり拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍すれば、1ヶ月ほど保存可能です。
使うときは 凍ったままスープや炒め物に入れると、手軽に調理できます。
このように、ブロッコリーの茎は茹で時間を工夫することで、さまざまな食感を楽しめます。
ブロッコリーの茎を活かした美味しいレシピ5選
ブロッコリーの茎は、炒める、茹でる、漬けるなど、さまざまな方法で美味しく食べられます。
ここでは、簡単に作れるレシピを5つ紹介しますね。
サラダで楽しむ!簡単アレンジ
ブロッコリーの茎は生で食べても美味しい食材です。
千切りにすればシャキシャキとした食感が楽しめ、サラダのアクセントになります。
特に、コールスロー風にすると、子どもでも食べやすくなります。
コールスロー風ブロッコリー茎サラダ(2人分)
材料
- ブロッコリーの茎…1本(約100g)
- にんじん…1/3本
- コーン…大さじ2(缶詰でもOK)
- マヨネーズ…大さじ2
- ヨーグルト(無糖)…大さじ1
- 塩…少々
- こしょう…少々
作り方
- ブロッコリーの茎とにんじんを 千切り にする。
- ボウルに入れ、塩を軽く振って10分ほど置く(余分な水分を抜く)。
- マヨネーズ、ヨーグルト、こしょうを加えてよく混ぜる。
- コーンを加えてさらに混ぜ、器に盛れば完成
ポイント
- 塩もみすることで野菜の水分が抜け、味がなじみやすくなる。
- ヨーグルトを加えるとさっぱり した味わいになり、ヘルシーに仕上がる。
- コーンの甘みがアクセント になり、食べやすい
炒め物で甘みを引き出す方法
ブロッコリーの茎は炒めると甘みがグッと増し、シャキシャキ感が際立ちます。
オリーブオイルやバターで炒めることでコクが加わり、おつまみにもピッタリの一品になります。
ガーリックバター炒め(2人分)
材料
- ブロッコリーの茎…1本(約100g)
- にんにく…1片(スライス)
- バター…10g
- オリーブオイル…大さじ1
- 塩…少々
- こしょう…少々
作り方
- ブロッコリーの茎は 細めの短冊切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを弱火で炒める。
- 香りが立ってきたらブロッコリーの茎を加え、中火で2~3分炒める。
- バターを加えてさらに炒め、塩・こしょうで味を調える。
- 皿に盛り付け、完成
ポイント
- にんにくをじっくり炒めると香ばしさアップ!
- 仕上げに醤油を少し加えると、和風テイストに 変化する。
- お好みでベーコンやエビを加えるとさらに美味しくなる
スープに入れて栄養たっぷり
茎はスープに入れると、加熱によってとろっと柔らかくなり、甘みが増します。
野菜の旨味がスープに溶け出し、栄養価もアップ!
ブロッコリーの茎と卵のコンソメスープ(2人分)
材料
- ブロッコリーの茎…1本(約100g)
- たまご…1個
- 玉ねぎ…1/4個(薄切り)
- 水…400ml
- コンソメ…小さじ2
- 塩…少々
- こしょう…少々
作り方
- ブロッコリーの茎を 5mm程度の薄切り にする。
- 鍋に水を入れて沸騰させ、玉ねぎとブロッコリーの茎を加えて2~3分煮る。
- コンソメ、塩、こしょうを加えて味を調える。
- 溶き卵を流し入れ、火を止めて蓋をし、1分ほど蒸らす。
- 器に盛り付け、完成
ポイント
- ブロッコリーの茎の甘みがスープに溶け出し、優しい味わいに。
- 仕上げに粉チーズをふるとコクがアップ
- コンソメの代わりに味噌を使えば、和風スープにもアレンジ可能。
ピクルスにしてお手軽保存食
ブロッコリーの茎はピクルスにすると、長持ちする上にサッパリと美味しく食べられます。
箸休めやおつまみにぴったりですよ。
簡単ブロッコリー茎ピクルス(作りやすい分量)
材料
- ブロッコリーの茎…1本(約100g)
- 酢…100ml
- 砂糖…大さじ1
- 塩…小さじ1/2
- にんにく…1片(スライス)
- ローリエ…1枚(あれば)
作り方
- ブロッコリーの茎を 5mm幅の短冊切り にする。
- 小鍋に酢、砂糖、塩、にんにく、ローリエを入れ、ひと煮立ちさせる。
- 火を止めて、切った茎を漬ける。
- 粗熱が取れたら瓶などに入れ、冷蔵庫で半日以上漬け込む。
- 完成
ポイント
- 2~3日漬けると、より味がなじんで美味しい
- レモンやハーブを加えると爽やかな風味に。
- カレー粉やチリパウダーを混ぜると、スパイシーなアレンジも可能
つぼみと茎のダブル使いレシピ
ブロッコリーのつぼみと茎を一緒に使うことで、食感の違いが楽しめるレシピです。
炒め物やグラタンにすると、より食べ応えのある一品に仕上がります。
ブロッコリーの茎とつぼみのチーズ焼き
材料
- ブロッコリーの茎…1本
- ブロッコリーのつぼみ…1/2株
- チーズ…適量
- 塩…少々
- こしょう…少々
- オリーブオイル…小さじ1
作り方
- ブロッコリーの茎とつぼみを薄切りにする。
- フライパンで軽く炒め、塩こしょうで味付け。
- 耐熱皿に入れ、チーズをのせてオーブンで焼く(200℃で10分)。
- こんがり焼き色がついたら完成
ポイント
- ベーコンやソーセージを加えるとボリュームアップ
- ホワイトソースを加えるとグラタン風に。
どれも簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
茎まで美味しく食べるためのQ&A
ブロッコリーの茎を料理に使う時の疑問を解消できるように回答をまとめました。
茎の苦みはどうすればいい?
ブロッコリーの茎は、皮をしっかりむけば苦みはほとんど感じません。
しかし、品種や育った環境によっては、わずかに苦みを感じることがあります。
そんなときは 茹でる、炒める、漬けるなどの方法で、苦みを和らげることができます。
苦みを抑えるコツ
- 塩茹でする(塩を加えるとアクが抜けやすい)
- 炒めて香ばしさをプラス(油と一緒に調理すると苦みが和らぐ)
- 甘めの味付けにする(みりんやはちみつを加えると食べやすい)
特に、 茹でた後に軽く炒めると甘みが引き立つので、苦みが気になる方はぜひ試してみてください。
茹ですぎたときのリメイク方法
ブロッコリーの茎を茹ですぎると、ふにゃっとしてしまい、食感が悪くなります。
でも、捨てるのはもったいないです。
そんなときは、リメイク料理に活用しましょう。
茹ですぎた茎の活用方法
- ポタージュスープにする(牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかける)
- マッシュしてポテトサラダ風に(じゃがいもと混ぜてコクをプラス)
- お好み焼きの具に入れる(細かく刻めばシャキシャキ感も楽しめる)
特にスープにすると、とろみがついて濃厚な味わいになるのでおすすめです。
電子レンジで簡単に茹でるには?
ブロッコリーの茎を電子レンジで加熱すれば、手軽に火を通せます。
茹でるよりも栄養が流出しにくいのもメリットです。
電子レンジ加熱の方法
- 皮をむいて食べやすい大きさに切る
- 耐熱皿に並べ、水大さじ1をふりかける
- ラップをふんわりかけ、600Wで1~2分加熱(切り方によって調整)
- 加熱後、余熱で火を通す(固めが好きならすぐに冷ます)
レンジ調理のポイント
- シャキッと仕上げたい場合 → 加熱後すぐに冷水に取る
- ホクホク食感にしたい場合 → 余熱でじっくり火を通す
レンジ調理なら、鍋を使わずにすぐ食べられるので、忙しいときにも便利ですよ。
茎の硬さが気になるときの対処法
ブロッコリーの茎を食べたときに「硬い」と感じることがあります。
その原因は、皮が厚いまま調理している可能性が高いです。
柔らかくするためのコツ
- しっかり皮をむく(ピーラーで何度か削ると◎)
- 薄めに切る(火の通りが良くなる)
- 蒸し調理にする(電子レンジや蒸し器でじっくり加熱)
茎が硬いと感じる方は、ぜひ「皮をむく&薄めに切る」を意識してみてくださいね。
茎の食べ方でおすすめの調理法
ブロッコリーの茎は、シンプルな味付けでも十分美味しいですが、アレンジ次第でさらに美味しくなります。
おすすめの食べ方
- ごま和え(茹でた茎をごま油と醤油で和えるだけ)
- ナムル(ごま油+にんにく+塩で韓国風に)
- きんぴら(細切りにして甘辛炒め)
- ピクルス(酢と砂糖で漬けてさっぱり味に)
- チーズ焼き(茹でた茎にチーズをのせて焼くだけ)
シンプルな味付けでも美味しいですが、いろんな料理にアレンジできるのがブロッコリーの茎の魅力です。
ブロッコリーの茎は栄養満点!捨てずに活用しよう
最後にブロッコリーの茎の栄養や料理に使うメリットなどをまとめました。
ブロッコリーの茎の栄養価は?
ブロッコリーの茎は、実はつぼみ(花蕾)の部分と同じか、それ以上に栄養が詰まっています。
特に豊富なのが ビタミンC、食物繊維、カリウム、葉酸などです。
ビタミンCは免疫力を高め、美肌効果も期待できる栄養素。
また、食物繊維が腸の調子を整え、カリウムはむくみを防ぐ効果があります。
栄養成分(100gあたり)の比較
成分 | ブロッコリー(つぼみ) | ブロッコリー(茎) |
---|---|---|
ビタミンC | 約120mg | 約100mg |
食物繊維 | 約4.4g | 約3.7g |
カリウム | 約360mg | 約300mg |
このように、ブロッコリーは茎にも栄養がたっぷり含まれているので、捨ててしまうのはもったいないですね。
茎とつぼみの違いとは?
ブロッコリーの つぼみは、ふわっとした食感で甘みがあり、調理しやすいのが特徴。
一方、茎 はシャキシャキとした食感で、ほのかな甘みがあります。
加熱するとさらに甘さが引き立ち、炒め物やスープにするととても美味しくなります。
捨てるのはもったいない理由
ブロッコリーの茎を捨てる人が多いですが、実はお店で売られている「茎ブロッコリー(スティックセニョール)」と同じくらい美味しいのです。
茎の外側は少し硬いですが、ピーラーで皮をむけば柔らかくなり、料理の幅も広がります。
茎の美味しさを活かす調理法
- 生のまま:細切りにしてサラダや和え物に
- 茹でる:サッと茹でておひたしやナムルに
- 炒める:オリーブオイルやバターで炒めると甘みがアップ
- スープに入れる:煮込むとトロッとした食感に
料理に取り入れるメリット
- 食費の節約:捨てずに活用すれば食材の無駄が減る
- 栄養を丸ごと摂取:ビタミンや食物繊維をしっかり摂れる
- 食感のアクセント:つぼみ部分とは違った食感が楽しめる
ブロッコリーの茎を活用することで、料理のバリエーションが広がりますよ。
ブロッコリーの茎の皮はむかないで食べれるの?美味しい茹で時間とレシピまとめ
今回は、ブロッコリーの茎について活用法を詳しくご紹介しました。
ブロッコリーの茎の皮はむかないで食べるよりもむいた方が美味しく仕上がります。
そして、むいた皮も炒め物やスープなどに使えて捨てる所がない野菜です。
茹で時間は切り方によって変わります。
- 輪切り(5mm程度):約1~2分
- 短冊切り(細め):約1分
- 乱切り(1cm以上):約2~3分
また、美味しく食べられるレシピを5つ、ピックアップしました。
ぜひ、気になった料理を作って食べてみてください。
ブロッコリーの茎は、つぼみと同じくらい栄養豊富で、甘みのある美味しい食材です。
特に、サラダ、炒め物、スープ、ピクルス などのアレンジが簡単でおすすめ。
電子レンジを使えば、さらに手軽に調理できます。
今まで捨てていた人も、今日からブロッコリーの茎を無駄なく活用して、美味しく食べてみてくださいね。
コメント