独り暮らしを始めてから気がついたことがあります。掃除をしても、どうして短期間でほこりが再び蓄積するのでしょうか?
掃除しても、すぐに元の状態に戻ってしまうことがよくあります。部屋の隅々にほこりがたまるのは、その発生する理由を把握していないからです。
今回は、ほこりの発生原因とそれに対する対策、さらに効果的な掃除方法を詳しく説明しています。
一人暮らしでもほこりがすぐたまる理由
ほこりは衣服やソファなどの繊維、人の皮膚のかけら、フケ、カビ、細菌などが集まって形成されます。
人の生活やエアコンの使用などでこれらが結集し、ほこりが作られます。
また、屋外から室内に持ち込まれることもあります。例えば、外に干した洗濯物や外で着用する衣服に付着した土や砂などです。
ほこりの発生は避けられないものです。そのため、完全に埃を取り除くことは非常に困難ですが、その発生を減らす方法や効果的な掃除方法は存在します。
ほこりが溜まりやすいのは、通常、空気の流れが悪い場所です。
特に家具や家電製品の裏側やコンセント周辺などが挙げられます。布製品が多くある寝室や洗濯物が置かれた場所も、ほこりが蓄積しやすい場所です。
効果的なほこり対策
ほこりを減らすためには、以下にあげる6つの対策が有効です。
物を減らす
基本的に、物が多ければ多いほど、ほこりがたまりやすいです。
ですから、できるかぎり物を減らすことが必要になります。
空気清浄機を設置する
空気清浄機は空気を浄化するだけでなく、布製品から出る繊維のクズも吸い取り、花粉やハウスダストも捕捉します。
こまめに換気を行う
空気清浄機が設置できない場合、定期的な換気が有効です。
夏や冬はエアコンをつけっぱなしにして窓を締め切ることが多くなります。
すると、室内の空気が循環しないので、その分、ほこりがたまりやすくなってしまうんです。
窓を複数ヶ所、開けて対角線上に空気が流れるようにしましょう。空気の流れが作れない場合は扇風機を使用すると良いでしょう。
布製品の使用を減らす
ほこりの多くは繊維のクズです。
したがって、室内に布製品を置かないことが推奨されます。服はクローゼットに収納し、カーペットの代わりに畳を使用する、カーテンをブラインドに変える、布製のソファの代わりにレザー製を選ぶなどがオススメです。
給気口を閉じる
給気口を開けっぱなしにしておくと、排気ガスや砂ぼこりが室内に入り込むことがあります。給気口を閉じるか、フィルターを設置すると効果的です。
玄関で服をはらう
外出から帰る前には、服をはたいて埃や花粉、砂ぼこりを取り除くことが有効です。
特に冬のアイテムである手袋やマフラー、コートなどは思っている以上にほこりが付いているので注意が必要です。
ほこりを掃除する時の2つの注意点
ほこりを取り除くのは完全には困難であり、予防措置を講じた後でも定期的な清掃は不可欠です。
ただし、毎日、単に掃除機をかけるだけではあまり効果がありません。
効率的な清掃のために、以下の2点に注意しましょう。
ほこりを舞い上げない方法
掃除を始める時、掃除機を使う前にドライシートを使ってほこりを拾い上げることが大切です。これにより、ほこりが舞い上がるのを防ぐことができます。
その後、掃除機をかけ、最後にウェットシートを使用すると、さらにキレイになります。時間がない場合は、掃除機だけでも空気の流れを考慮して効果的に使用しましょう。
上から下への清掃法
多くの人は床だけを清掃することが多いですが、実は部屋の上部にも多くのほこりが付着しています。
清掃を始める際は、まず壁の上部や棚の上をフロアワイパーでしっかりと掃除することから始めましょう。
その後、埃が床に落ちたら床を掃除することで、より効果的に部屋全体のほこりを除去できます。これにより、清掃直後にほこりが再び蓄積することが少なくなります。
まとめ
今回は、一人暮らしなのに、どうして、ほこりがすぐたまるのか、その理由をまとめました。
そして、ほこりを減らすための対策や清掃方法はシンプルですが、知識がなければ効果的なほこりの管理は難しいかもしれません。
埃はアレルギーや火災のリスクを高めるため、しっかりとした清掃が推奨されます。
日常的にこれらのポイントを意識して清掃することで、より快適な住環境を維持しましょう。
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