※この記事は、原作小説およびコミカライズの内容に触れています。
二人の恋の行方を知りたくない方はご注意ください。
『どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。』のロゼは、王宮に勤める騎士・ハリージュに片思いしています。
ところが、ある日ハリージュから頼まれたのは「惚れ薬」でした。
好きな人から惚れ薬を依頼されたら、
「ほかに好きな女性がいるの?」
「その人を振り向かせるために使うの?」
と思ってしまいますよね。
ロゼも、ハリージュが別の誰かを好きなのだと思い、失恋したと受け止めます。
しかし、ハリージュが好きになるのはロゼです。
惚れ薬も、ハリージュ自身の恋愛のために注文したものではありません。
二人の関係を先にまとめると、次のようになります。
| 気になること | 結論 |
|---|---|
| ハリージュが好きになる人 | ロゼ |
| ハリージュはなぜ惚れ薬を頼んだ? | ビッラウラ王女から頼まれたため |
| ロゼはなぜ失恋したと思った? | ハリージュ自身が惚れ薬を使うと勘違いしたため |
| 二人は結ばれる? | 原作では思いを通じ合わせる |
この記事では詳しいネタバレを抑えながら、惚れ薬をめぐる勘違いと、ハリージュの気持ちの変化を解説します。
惚れ魔女のハリージュは誰が好き?
ハリージュが好きになるのは、湖の小島で暮らす魔女・ロゼです。
ただし、惚れ薬を依頼した時点から、ロゼへの恋愛感情を自覚していたわけではありません。
最初のハリージュにとって、ロゼは必要な薬を作ってもらうために訪ねた「湖の魔女」です。
ところが、何度もロゼのもとへ通ううちに、魔女としてではなく一人の女性として彼女を知っていきます。
やがて、依頼を終わらせるためだけでは説明できないほど、ロゼの暮らしや体調を気にかけるようになります。
原作ではハリージュが自分の気持ちに気づき、ロゼも片思いを諦める必要がなかったことが分かります。
二人は最終的に思いを通じ合わせ、将来を考える関係へ進みます。
ハリージュが惚れ薬を頼んだ理由
ハリージュが惚れ薬を頼んだのは、自分の恋をかなえるためではありません。
その背景には、彼が仕えているビッラウラ王女の頼みがありました。
ビッラウラ王女から惚れ薬を頼まれていた
ハリージュは、王宮に勤める近衛騎士です。
名門貴族の出身で、王族の警護に就いています。
ハリージュが惚れ薬を探していたのは、彼が仕えるビッラウラ王女から手に入れてほしいと頼まれたためです。
つまり、
好きな女性を自分に惚れさせたいから、ハリージュが薬を注文した
というわけではありません。
しかし、ロゼに伝わったのは「惚れ薬を作ってほしい」という依頼でした。
ロゼはハリージュ自身が使うと勘違いする
詳しい事情を知らないロゼは、ハリージュが惚れ薬を自分で使うのだと考えます。
惚れ薬が必要なら、振り向かせたい相手がいる。
そして、その相手は自分ではない。
ロゼがそう思ってしまうのも無理はありません。
もともとロゼは、自分とハリージュでは住む世界が違うと感じていました。
湖の小島で暮らす魔女と、王宮に仕える騎士。
自分の恋がかなうとは考えていなかったところへ惚れ薬を依頼され、ロゼは理由を確かめないまま失恋したと思い込みます。
二人のすれ違いは、ハリージュに別の好きな女性がいたからではありません。
惚れ薬を必要とした本当の事情を、ロゼが知らなかったことから始まります。
ハリージュはいつからロゼを好きになる?
ハリージュの気持ちは、ロゼと繰り返し会うなかで少しずつ変化していきます。
「この瞬間から好きになった」と一つの場面だけで区切るより、ロゼを知り、気にかけるようになる過程を見ることが大切です。
魔女ではなく一人の女性として知っていく
ハリージュは当初、ロゼを惚れ薬が作れる魔女として訪ねています。
噂に聞く「湖の魔女」であり、薬を完成させるために必要な相手です。
しかし、実際のロゼは何でもできる恐ろしい魔女ではありません。
薬作り以外のことには無頓着で、自分の生活を整えることも得意ではない、不器用な女性です。
ハリージュは何度も会ううちに、魔女という肩書の奥にいるロゼ自身を見るようになります。
依頼と関係なく会いに来るようになる
惚れ薬を完成させるだけなら、必要な材料を届ければ目的は果たせます。
ところが、ハリージュは材料とは関係のない食べ物まで、ロゼに持ってくるようになります。
きちんと食事を取っているのか。
一人で困っていないか。
ロゼの生活を知るほど、ハリージュは彼女を気にかけるようになります。
この時点では、本人も自分の行動を恋愛感情だとは考えていないかもしれません。
それでも用事の範囲を越えて会いに来る姿から、ロゼが少しずつ特別な存在になっていることが伝わってきます。
自分の恋心に気づく
最初は、生活力の低いロゼを放っておけなかっただけかもしれません。
しかし、繰り返し会ううちに、ハリージュの関心は単なる世話焼きでは説明できないものへ変わっていきます。
王女に同行してロゼから離れている間も、考えてしまうのは彼女のことでした。
そこでハリージュは、ロゼが自分にとって特別な存在になっていることに気づきます。
ハリージュの恋は、惚れ薬によって生まれたものではありません。
ロゼと過ごす時間を重ね、彼女自身を知るなかで芽生れた気持ちです。
ハリージュの好意がロゼに伝わらない理由
ハリージュの行動は少しずつ変わっています。
それでもロゼは、自分が好かれているとは考えません。
好意が伝わらない主な理由は、次のとおりです。
- ハリージュは言葉より行動で気持ちを示す
- ロゼは別の好きな人がいると思い込んでいる
- ロゼは自分が恋愛相手として見られると考えていない
- この時点では二人とも大切な気持ちを言葉にできない
ここから、それぞれの理由を見ていきましょう。
ハリージュは言葉より行動で気持ちを示す
ハリージュは、甘い言葉で分かりやすく好意を伝えるタイプではありません。
食事や暮らしを心配するなど、行動でロゼへの関心を示します。
しかし、ロゼから見れば、ハリージュは生真面目で面倒見のよい騎士です。
親切にされても、
困っている魔女を放っておけないだけ
と受け取ることができます。
ハリージュが自分の気持ちを言葉にしない限り、ロゼには親切と恋愛感情の違いが分かりません。
ロゼは期待しないようにしている
ロゼは、ハリージュには別の好きな人がいると思っています。
その前提があるため、何度会いに来てくれても、自分への好意とは結びつけられません。
期待すれば、もう一度傷つくかもしれない。
そのためロゼは、ハリージュの優しさにうれしさを感じながらも、恋愛の可能性を否定しているように見えます。
ハリージュが気にかけてくれても、「自分が恋愛相手として見られている」という答えにはならないのです。
相手の気持ちを確認しないまますれ違う
ハリージュは、ロゼが惚れ薬の依頼をどのように受け止めたのか気づいていません。
一方のロゼも、失恋したと思っているからこそ、ハリージュの恋愛事情へ踏み込めません。
事情を確認すれば、少なくとも「ハリージュには別の好きな女性がいる」という勘違いは解けたはずです。
しかし、この時点では二人とも大切な気持ちを言葉にできません。
行動では少しずつ近づいているのに、本当の思いは伝わっていない。
この会話の不足が、二人の恋をすれ違わせています。
惚れ魔女のハリージュは誰が好きとロゼへの気持ちの解説まとめ
『惚れ魔女』のハリージュが好きになるのは、湖の魔女・ロゼです。
惚れ薬は、ハリージュが別の好きな女性を振り向かせるために注文したものではありません。
ビッラウラ王女から頼まれて探していましたが、事情を知らないロゼは、ハリージュ自身が使うものだと勘違いします。
そのためロゼは、ハリージュに別の好きな人がいると思い、失恋したと受け止めました。
言葉より行動で気持ちを示すハリージュと、最初から恋を諦めようとするロゼ。
二人はすれ違いますが、原作では最終的に思いを通じ合わせます。
アニメでは、ハリージュが依頼とは関係なくロゼを気にかけ始める変化にも注目したいですね。


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